2015年9月26日土曜日

沒什麼特別的日子(特別なことがない日)

気がつけば、9月ももうすぐ終わり。
特に書くことがないし、特別なことがない日々を過ごしているので、更新する気になかなかならず。

日本では、芸能界で活躍されている方で乳がんが発覚し、全摘手術を受けられたというニュースと、まったく違うがんが原因でお亡くなりになられた方のニュースがあるのは知っているけれど、それに関して大きく心が動くということはなかった。

もちろん、同じ病になった方のこれからは大変だろうとも思うし、お亡くなりになった方はまだ年齢もお若く、残念だとは思う。でも、こうやってメディアに出てくる話というのは、日本、ひいては世界で起きていることのほんの一角であって、こうも文章を書いている間にも同じような出来事はそこかしこで起きているのだ。同じように乳がんを告知されている人がいて、同じようにがんでお亡くなりになっている人がいる。そう思うと、あれこれ騒ぐこと自体がどうでもいいのではないかと感じてしまう。

だんだんと当事者という役割から経験者という役割に移行しているのかなとは思うけれど、誰が乳がんになった、ではなくて、乳がんという病気そのものに対しての興味は、まだ薄れていないような気がするんだけど。

9月28日は「中秋節(じょんじょぅじぃぇ、みたいな発音)」。台湾では、日本語で言う中秋の名月を「中秋節」と呼び、なぜか路上でBBQをする(これは誰に聞いてもなぜやるのかがよくわからないのだが、とりあえず、路上でみなBBQをするのだ)。あとは柚子(日本では文旦と呼ばれるの果物で、いわゆる柚子ではない)を食べ、月餅を贈り合う。

特にこちらでは、仕事などをしているわけではないので、月餅はいくつか頂きなんとか食べ終わったと思ったら、なぜか柚子をもらう機会もなんどかあり、一人で5つぐらい食べることになってしまった。一個が結構大きいので食べでがある。手で持ってみると、結構大きいことがわかってもらえると思う。

明日は台湾の友達の実家がある高雄に一緒に行くのだが、やっぱりBBQなのかなーと思いつつ、月を見るという行為自体久しぶりなので、ちょっと 楽しみにしている。

現場からは、以上です。

2015年9月10日木曜日

浮かぶ、浮かんでいる、浮かべる

以前、こちらに来てから始めたことがあって、とちょっと書いたのですが、それはいくつかあるものの、一番大きいのは日本語を教えるようになったということです。

正式に教師として教えているわけではなく、こちらに来てから知り合った台湾人に対してなのですが。言語の練習方法の1つとして、「語言交換(日本語では言語交換、language exchange)」と呼ばれるものがあります。お互いに言葉を教えあう、ということなのですが、私の場合は日本語を勉強している台湾人と会って、私は相手に日本語を教え、相手は私に中国語を教えてくれるということです。

学校と違って、より生活に密着した言葉を学ぶチャンスなので、なるべく活用していきたいところ。もともとの台湾の友達が探してくれたのですが、募集をしたところ、台北などという都会でもないのに、十数人も集まり、こんなに日本語を勉強したい人がいるのかと、ちょっとびっくりしました。その中から3人に絞ってはじめたところ、いろいろな理由で2人がドロップアウトし(笑)、なんと1人だけになってしまったのですが、その相手との相性が良いようで、今では彼(語言交換の相手は男性)の彼女も交えて食事にも行くようになってしまいました。

彼の場合は、すでに1年半ほどの日本語学習経験があるので、日本語だけでの会話は成り立つのと、単に日本語の勉強がしたいだけではなく、来年の春から日本に留学する予定なので、私に対する日本語の質問もかなり具体的です。私も彼から中国語を教えてもらってはいるものの、状況的に彼の日本語能力の向上を優先する必要があると思い、その結果かなり突っ込んだ日本語の説明をせざるを得なくなりました。

その1つに「浮かぶ」「浮かんでいる」「浮かべる」の違いが知りたいというのがありました。いろいろ悩んだ結果、以下のような絵を描いて説明することに……。




水の上にボールが3つあって、それぞれは……
「浮かぶ」=ボールが「沈む」状態から上に出た状態になること
「浮かんでいる」=ボールが水の上に出ている状態にあること
「浮かべる」=水の外からボールを入れて水の上に出ている状態にすること

と、自分でも説明しながら、思わず、なるほど!と唸ってしまいました(笑)。

私は細かい日本語文法はよくわからないのですが(日本語教師ではないので)、日本語の単語の使い方に関しての説明が楽しいと感じています。その理由は、ずっと文章に関連した仕事を20年近くやってきたからというバックグラウンドがあるからなのか、人の文章を死ぬほど見てきたからなのか、いずれにせよ、外国人に日本語を説明するというのは、なんだか面白い。

彼の場合は文法は一通り終わっているので、初歩から教える必要はないものの、細かい日本語のニュアンスや「相槌」のうちかた(←これは私も聞かれてびっくりしたwんですが、中国語ではあまり相槌というのがないらしいのです)、返事のしかた、メール文章の添削など、今までの自分の経験を活かせる質問をしてくれるので、今一度、自分が使っている言語を振り返ることになり、結果として自分にとっても勉強になるよい機会です(そして、彼にとっての中国語も私と同じように感じているようです)。

「真剣」と「真面目」の違いであったり、「話す」「語る」「喋る」「言葉を交わす」の違いであったりと、日本人であれば、明らかに意味が違うとわかって使い分けているものの、いざ単語の説明をすることになると本当に難しいのですが、日本語の持つ曖昧さと奥深さを感じる日々です。

などと言いつつも、中国語ももっとがんばらないと!

現場からは、以上です。

2015年9月8日火曜日

拜託你喜歡我,好不好?(僕のこと、好きになってくれないかな?)

週末は友人と音楽のフェスにでかけ、その帰りにライブを見て帰ってきた。帰り道にちょうどそのライブハウスがあるという、ラッキーなのかなんなのか、という感じで。

見に行ったのは台湾のバンドで、兄がギター&ボーカル、妹がフルート&ボーカルという珍しい編成。最初に見たのは4年ぐらい前だから、意外と長く続いているような気がする。

あまりblogには書いてこなかったけど、私の趣味の一つは音楽で、台湾にもいくつか好きなバンドがあって、そのうちの1つ。たまたま住んでいる街にやってきたのだ。ライブ自体はこじんまりとしていたものの(台湾でもそんなに有名ではないので)、以前よりも演奏も歌も、よくなっていたように思う。

バンド名の來吧!焙焙!は「らいばべいべい」みたいな読みで、come on! baby!に引っ掛けているのだと思うが(來吧!(らいば)というのはcome on!という意味)覚えやすくていい名前。焙焙というのは、兄と妹の名前の一文字を使っている。そして、台湾でスマッシュヒット的に聴かれた「全世界我喜歡你(可是你都不知道)」は、もう6年前の歌だった。今聴いてもポップで可愛い歌だと思うけど、今回のライブでは残念ながらやらなかったなー。




ライブも楽しい感じでよかった。
なんか、本当に台湾blogになっちゃってるんですが、これからももしければたまに覗いてみてください。

現場からは、以上です。

2015年9月5日土曜日

不知道什麼時候把中文可以說好呢(いつになったら中国語が上手に話せるようになるのかわからないなぁ)

慌ただしい一時帰国が終わり、また台湾に戻りました。
帰国中は病院に行ったり、壊れたiPhoneを直したり(すごい高かった!)、銀行に行ったりと、復習をしようと思っていたのに、まったくできず、まずいなと思いつつ、また台湾では学校に通う日々を過ごしています。

今回の帰国の際には、また台風が直撃しそうになり(でもしなかった!)、帰り際は前日に「気をつけて帰るように」、当日朝に「空港に行くバスにはちゃんと乗ったのか?」、空港に着いたら「無事空港に着いたのか?」と、なぜか異常に心配性(?)な台湾人の友達3人からそれぞれ親切の押し売り(またもや)を受けながらの一時帰国で、その後も「無事日本に着いたのか?」台湾に帰れば「台湾に戻ったのか?」「学校のクラスメイトに可愛い子はいるか?(←笑)」「授業に着いていけてるのか?」と畳み掛けるように連絡が途切れないのが本当に面白いです。なんで日本人のおばちゃんをこんなに心配してくれるのか、本当に謎なのですが、心配をしてくれる人がいるということは、とても幸せ。台湾に来てよかったと思うことの1つです。

こちらに来てからちょっと始めたことがあるのですが、それはまた次回にでも。


とりあえず、お元気です!(これは、飲み物のカップに書いてある怪しい日本語。「お元気です」って、普通言いませんよね〜)


現場からは、以上です。